【丸山ワクチン体験談】愛犬と私が選んだ免疫療法!自宅で4年間

愛犬(ダックス当時13歳)が口唇悪性黒色腫(メラノーマ)と診断され手術をしましたが、転移の可能性もあったので、術後に抗がん剤治療を始めました。

しかし、体質に合わずに続けることができないという、現実に直面しました。

「何か他にできることはないか」転移の可能性を考えると、ただ手をこまねいてはいられない。

そこで私が悩み、たどり着いたのが免疫療法のひとつである「丸山ワクチン」でした。

今回は、飼い主が自宅で犬にできる治療として「丸山ワクチン」を続けた実体験と、その時の気持ちや工夫をまとめています。

丸山ワクチンを選んだことが「正解」かどうか、私にはわかりません。

しかし、愛犬と一緒に続けられる現実的な治療方法だったことは間違いなかったです。

愛犬の悪性腫瘍の治療方法を模索されている飼い主の方へ。

この記事が飼い主の実体験の一つとして、皆様の参考になれば幸いです。

目次

抗がん剤中止という決断

口唇悪性黒色腫の治療の一環として抗がん剤(カルボプラチン)を投与しましたが、愛犬の体質に合わず重い副作用が出てしまい、発熱性好中球減少症で入院。

抗がん剤の投与を中止することになりました。

転移のリスクを完全に否定できない状況で、「何か他にできることは何か」を模索する日々が始まりました。

獣医から提示された免疫療法の選択肢は3つ

当時、獣医師から提示された免疫療法の選択肢は以下の3つでした。

サプリメント

冬虫夏草など。

免疫を支えるとされていましたが、私が集められた情報は少なく、信頼できる裏付けは当時は乏しいと感じました。

活性化リンパ球療法

犬の血液からリンパ球を取り出し、体外で培養・活性化させて再び体に戻す治療法。

副作用は少なく魅力的でしたが、定期的な通院が必須で、愛犬にも大きな負担になると感じました。

丸山ワクチン

丸山ワクチンは、人間のがん治療で長年使われているという実績があり、さらに自宅で投与できるという点が、私にとって大きな安心材料でした。

「病院に行く負担を減らしながら、継続できる治療」

本人(犬)への負担がマイルドということと、現実的に続けられる方法として、私は丸山ワクチンを選択しました

丸山ワクチンは、悪性腫瘍(がん)の治療に免疫療法として使われる薬剤です。

1960年代に開発した免疫調整作用を持つ医薬品で、「結核菌熱水抽出物」と呼ばれています。

獣医療では、手術や抗がん剤などの標準治療に加え、補助的に選択されることが多いとのことでした。
(詳しくは専門家にお尋ねください)

自宅での丸山ワクチン注射の仕方(私の犬の場合)

必ず主治医の指導に従ってください。以下は私の体験としてご紹介します。

獣医の指導のもと動物病院で練習

「失敗したらどうしよう」「痛がらせてしまうのでは」

最初は緊張で手が震えるほど不安でした。専門家ではない自分がやることに、葛藤もありました。

それゆえ、獣医のもとで実際に犬の背中に注射をして、注入のコツを掴むため、幾たびか練習を重ねました。

・針付きシリンジを用い、 薬剤アンプルから薬剤(練習では生理用食塩水)を吸い取る
・実際に、犬の首の後ろから針付きシリンジを皮下に刺して、注入する

すっと皮下の三角の隙間に針が刺さると、犬自身は痛みも感じないようで、無反応でした!

「できた」その感覚を練習で掴み、いざ、自宅での免疫療法が始まりました。

丸山ワクチンの接種方法

薬剤の準備

・AとB、濃度の異なるアンプル(40日分)を処方してもらう。

・投与直前、二日に一回、AとBを交互に1ミリリットルを針付きシリンジに吸い取る。

・刺す直前まで軽く蓋をしておく。

針付きシリンジのキャップ(蓋)は軽くしておくこと!
強く蓋をしてしまうと、注入するときに、片手では扱いしずらいので、ここはかなり重要なポイントです。

犬の固定

注射中に犬が動くと、針を取り扱っているので危ないです。

愛犬の体が不意に動かないように、犬の体の大きさに合わせた箱を用意すると安心です。

(3コインズの長い収納ボックスが、ダックスはジャストサイズでした)

うちは多頭飼いをしていたので、他の犬が居て危ないので、私は出窓のスペースにボックスを置いて、立った姿勢で一連の作業を行いました。

他、テーブルや椅子でも、壁際などで犬の安全が確保できれば作業台として使えます!

慣れるまでは安全のために、エリザベスカラーを使用すると安心です。

カラーにはダックスサイズ(SN -3)もありますが、Sサイズが取り扱いしやすいかと思います。
(下の写真のエリザベスカラーはSサイズです)

注射の打ち方

・(私は右利きなので)向かって左側を犬の頭側にする。
・注射を刺す場所の毛を掻き分け、アルコール綿で消毒する。
・犬の首の後ろの皮膚を、左手の親指と人差し指で三角形に持ち上げ、 皮膚と筋肉の間に隙間を作る。
・注射は右手に持ち、左手と直角、皮下に対しては斜め方向に針を刺し、注入する。
・スッと隙間に針が入れば、薬剤は溢れずに注入でき、 痛みもほとんど無いようで犬自身も無反応

何より飼い主の緊張感が犬に伝わるので、私たち飼い主がまずゆったりとした気分で行うことが大切です!

注射後のケア

・注射が終わったら、ご褒美に犬の好きな無糖ヨーグルトチュールをあげる。

ご褒美のヨーグルトを用意し始めると、自ら注射をしている部屋に行きたがるようになりました!

注射中に動かず、おとなしく協力してくれて「ありがとう」という気持ちを込めて、ご褒美のヨーグルトやチュールは毎回欠かさず用意しました。

自宅投与のメリットと不安だったこと

自宅での免疫療法、最初は不安

「失敗したらどうしよう」「痛がらせてしまうのでは」
最初は緊張で手が震えるほど不安でした。
事前に、注射の仕方を丁寧にレクチャーしてもらったとはいえ、専門家ではない自分がやることに葛藤もありました。

自宅だからこそ得られたメリット

・通院のストレスがない
・自分の生活リズムに合わせられる
・愛犬がリラックスできる環境で治療ができる

入院や通院が続いていたので、「病院へ行く=怖い」から「おうちで治療=安心」に変えられたことは、愛犬にとっても私にとっても救いでした。

犬の不安を和らげるための工夫

・カラダが動かないように箱で固定し、慣れるまでエリザベスカラーを併用
・皮膚を三角に持ち上げて斜めに刺すコツを掴むことで痛みを軽減
・ご褒美のヨーグルトチュールで「注射=嬉しいこと」と覚えてもらう

こうした工夫を重ねるうちに、私自身の緊張も和らぎました。
また、それが愛犬にも伝わってきたようで、注射を落ち着いて受けてくれるようになり、短時間で済ませられるようになり、無理のない継続に繋がりました。

まとめ:丸山ワクチンを自宅で4年続けて

免疫療法(丸山ワクチン)を選んだことが「正解」かどうか、私にはわかりません。

ただ、愛犬と一緒に続けられる現実的な方法だったことは間違いなく、何よりこの数年間、犬自体が元気で活発で、心身ともに安定した時期を過ごすことができました。

結果的に4年間続け、担当医から「ここまで来ればひとまず安心だね」と言ってもらえました。

免疫治療を始めた当初、私は同じような体験談をネット内でも探しましたが、なかなか見つかりませんでした。

だからこそ「こんな方法もあるんだ」「同じように頑張っている飼い主がいるんだ」 という安心材料の一つになればと思い、記事にすることにしました。

私の答えが唯一の正解ではないと思います。ただ愛犬の健やかな毎日を願い、模索しながら進んできました。

愛犬を想う一人の飼い主としての決断が、同じ想いを持つ皆様の選択肢のひとつになれればと願っています。

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