【シニア犬のお散歩術】13歳ダックスといつまでも楽しく歩く!3つのコツ

「最近、うちの子、寝ている時間が増えたかも」

シニア犬と暮らす飼い主さんなら、一度はそんなふうに感じたことがあるのではないでしょうか。

私の愛犬も現在13歳6ヶ月

以前に比べると、日中はお気に入りのベッドでスヤスヤと眠っている時間が長くなりました。

「無理にお散歩に連れて行くのは可哀想かな?」
「でも、このまま歩かなくなったら足腰が弱ってしまうかも…」そんな葛藤を抱えている飼い主さんも多いはず。

実は、シニア期だからこそ、お散歩の「質」を変えて継続することが、愛犬の健康寿命を延ばす大きな鍵になると考えています。

今回は、13歳の愛犬と日々実践している、シニアダックスがいつまでも自分の足で歩くための3つのコツをご紹介します。

愛犬との穏やかなシニアライフを支えるヒントになりましたら幸いです。

目次

シニア犬にお散歩が必要な理由。衰えは「後ろ脚」からやってくる!

なぜ「寝てばかり」でも歩いたほうがいいの?

シニア犬が寝てばかりいるのは、体力の低下だけでなく「脳への刺激」が少なくなっていることも原因の一つです。

人間と同じように、犬も動かない時間が長くなると、一気に筋力が低下し、心身の活力が失われ「フレイル(虚弱)」の状態に陥りやすくなります。

お散歩は単なる運動ではありません

外の空気を吸い、草花の匂いを嗅ぎ、他のわんちゃんの気配を感じることは、脳を活性化させ、認知症予防に絶大な効果があるとか!

たとえ数分でも外に出ることで、愛犬の表情がパッと明るくなるのを感じられるはずです。

ダックスの弱点、後ろ脚の筋肉をキープしよう!

私は以前、先住犬を看取った経験から痛感していることがあります。

それは、「犬は後ろ脚から衰えていく」ということです。

特にダックスフンドは、その独特の体型ゆえに、後ろ脚の筋力が落ちると腰(脊椎)への負担がダイレクトに増してしまいます。

後ろ脚の踏ん張りがきかなくなると、お散歩を嫌がるようになり、さらに筋肉が落ちる、という悪循環に陥りがちです。

現在、13歳半のわが家の子も、少しずつ後ろ脚の歩幅が狭くなってきましたが「今ある筋肉を維持すること」を目標に、無理のない範囲で歩く習慣を大切にしています。

無理をさせないお散歩【3つのコツ】

1 「距離」よりも「回数」や「質」を重視

若い頃のように「30分しっかり歩こう!」と目標を立てるのは、シニア犬にとっては負担が大きすぎます。

私が心がけているのは、1回10分〜15分程度の短いお散歩です。

体調が良い日は少し回数を増やし、あまり乗り気でない日は家の周りを一周するだけでもOK。

大切なのは「長く歩くこと」ではなく、「自分の足で地面を踏みしめる時間を作ること」です。

私の犬は、椎間板ヘルニアを3回経験しているので無理は禁物!

無理をさせず、愛犬の「楽しい」という気持ちが続く範囲で早めに切り上げるのが、長く続ける秘訣かと思います。

2 坂道や段差を避け、平坦なクッション性のある道を

胴が長いダックスにとって、急な坂道や階段、高い段差は、腰への大きな負担になります。

シニア期に入ったら、お散歩コースを再確認してみましょう!

アスファルトの道は硬く、関節に衝撃を与えやすいため、できるだけ土や芝生のある公園などを選ぶのがおすすめです。

ふかふかの芝生の上は足腰に優しく、匂いも嗅ぎやすいため、シニア犬の好奇心を刺激してくれます。

「今日はあそこの芝生まで行こうか」と、愛犬の体に優しい目的地を決めてあげてくださいね。

ただ、虫も増えてくる季節です!

シーズンのフィラリア予防はもちろんのこと、通年のノミダニ予防や普段から使える虫除けスプレーなども併用して、愛犬との快適なお散歩ライフを楽しみましょう!

3 シニア期の強い味方!「お散歩カート」を上手に活用しよう

「まだ歩けるのにカートを使うなんて、過保護じゃないかしら?」そう思われる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

でも、シニア期のカート利用は決して「甘え」ではないと考えています。

むしろ、「自力で楽しく歩く時間を増やすための」戦略的なアイテムなんです!

お散歩コースの目的地(公園など)にたどり着くまでには、足場も悪いことも多く、それまでに体力を使い果たしてしまっては、肝心の「歩く楽しみ」を味わえません。

カートを活用することで、安全に移動し、体力を温存した状態で大好きな場所を歩かせてあげることができるため、私も活用しています。

クレート部分と分解可能で、車への積み込みもできるため、旅行先や混み合うイベントでも重宝します。

疲れたら休憩、元気な時だけ歩く「ハイブリッド散歩」

私の2頭目の犬は、シニア犬になってからは、家を出る時からカートに乗せる「ハイブリッド散歩」を取り入れていました。

基本はカートに乗って外の景色を楽しみ、くんくんと鼻を動かして「降りたい!」というサインを出した時だけ地面に下ろすことも。

行きの移動:カートで体力を温存しながら、視覚・嗅覚で脳を刺激。
メイン:お気に入りの場所で、5分〜10分自分のペースで歩く。
帰りの移動:疲れてきたら再びカートへ。無理をさせずに帰宅。

このスタイルで、2頭目の犬は悪性腫瘍に3度も罹患しながらも、天寿を全うする17歳9ヶ月まで、快活に外の空気を吸い、お散歩も楽しみました。

お散歩前後にチェックしたい、シニア犬のサイン!

出かける前の「歩き方」と「顔つき」を確認

シニア犬は日によって体調の波があります。

お散歩に行く前には、必ず以下のポイントをチェックしてあげてください。

・足を引きずっていないか、ふらつきはないか
・目は輝いているか(どんよりしていないか)
・呼びかけに対して反応が良いか(耳が聞こえにくくなっているケースは除きます)

もし少しでも「今日は元気がなさそうだな」と感じたら、無理に連れ出さない勇気も必要です。

そんな日は、抱っこ散歩に切り替えたり、窓を開けて外の空気を吸わせたりするだけでも十分なリフレッシュになります。

カート散歩で、途中、愛犬のお昼寝する姿を見るのも、贅沢なひと時ですよね!

帰宅後のマッサージと温めケア

お散歩から帰ったら、「頑張ったね」の気持ちを込めてアフターケアをしてあげましょう。

特に、お疲れ気味の後ろ脚の付け根や腰回りを、手のひらで優しく包み込むようにしてさすってあげてください。

また冬場や冷房で体が冷えている時は、温かいタオルなどで腰回りを少し温めてあげると、血行が良くなり筋肉の強張りがほぐれます。

飼い主からの優しいタッチは、シニア犬にとっても飼い主にとっても何よりの癒しになります。

また、スキンシップを通じて、体の異変(しこりや痛み)を早期発見することにもつながります。

お散歩まとめ:一歩一歩が、愛犬との大切な宝物

シニア期のダックスにとって、お散歩は単なる運動の時間を超えて、「飼い主さんと一緒に季節を感じる、幸せなひととき」です。

私の3頭目のダックスも、椎間板ヘルニアを患った経緯もあり、13歳を過ぎ、歩くスピードはゆっくりになってきて、立ち止まることも増えてきました。

でも、その一歩一歩こそが、愛犬が一生懸命に生きている証と思っています。

カートなども上手に使いながら、愛犬のペースに寄り添って、今この瞬間を楽しみましょう!

ゆっくりでも大丈夫!

明日もまた、大好きな愛犬と一緒に、穏やかな風を感じながら楽しく歩けますように。

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