脾臓摘出手術の病理検査で「血管肉腫」と判明した、私の2頭目のダックス15歳。
早期発見ではあるものの、転移のリスクが高い病気とのことで、抗がん剤治療に踏み切りました。
今回は前回の教訓をもとに、白血球(好中球)の推移を注意深く見守りました。
また、この記事では治療中での一コマ、ごはんを待ちきれずに鼻を鳴らしている姿も動画でご紹介します。
闘病中であっても「食べたい!」という気持ちは元気の証。シニア犬を支える力強さを感じました。
この記録が、同じ思いにある飼い主さんのお役に幾らかでも立てると幸いです。

血管肉腫は抗がん剤治療へ
血管肉腫は早期発見でも転移のリスクもあるとのことで、
手術後は抗がん剤(ドキソルビシン)治療が主治医より提案されました。
以前、口唇悪性黒色腫のときに投与したカルボプラチンが、たまたま体質に合わず、
愛犬には副作用が強く出てしまった経験があったため、迷いがありましたが、
今回は薬が異なるという点もあり、より経過を慎重に見守るということで行うことになりました。
自宅では毎日体温を測り、2日に1回は通院して血液検査を敢行。
白血球(好中球)の推移を見守りながら、
3週間に1回、半日入院をして、静脈点滴で抗がん剤(ドキソルビシン)を投与しました。
白血球(好中球)の推移 (参考:うちの犬の場合)
数値表

今回は前回のケースを踏まえて、第一回目は特にこまめに検査を受けに、動物病院に通いました。
検査の結果から、うちの犬の場合は、第13日目が今回の最下点と予想されました。
折れ線グラフ

抗がん剤、投与の様子

幸い病院でも、おとなしくしてくれる犬なので、
鎮静剤も使うことなく、看護師さんに抱っこされながら、静かに投与することができたとのことでした。
前脚での静脈点滴のため、衛生面からも周辺箇所を毛刈りしています。
注射跡は少し腫れていますが、これも立派な武勲の跡です。
(左右交互に投与しました)
抗がん剤(ドキソルビシン)の投与は、うちの犬の場合は全部で6クール。
体調や、血液検査・体温をみながら、生涯投与量を無事に完了することができました。
治療中の自宅での一コマ:ごはんを待ちきれない、食欲旺盛!
副作用も想定内で収まり、食欲は幸いにも旺盛。
治療中でも「お腹が空いたよ!」と元気に鼻を鳴らして急かす姿は、飼い主として救われる思いでした。
その様子を短い動画にしました。ぜひご覧ください。
まとめ:治療は納得して選びたい
抗がん剤治療は、副作用や生活の質(QOL)のことを考えると、とても悩ましい選択です。
しかし私は「正しく恐れ、納得して選ぶこと」を大事にして、今回の治療に取り組みました。
そして、治療中であっても愛犬の「ごはんを楽しみにする姿」に励まされ、前を向く力をもらいました。
この記録が、同じ思いをされている飼い主さんの参考になれましたら幸いです。